住まいとコミュニティーづくり活動助成事業成果発表会&まちづくりNPO交流の集い

住まいとコミュニティーづくり活動助成事業成果発表会(H30年)&まちづくりNPO交流の集いが御茶ノ水ソラシィティーで開催され、今年度助成を受けた11団体のひとつ、NPO龍ケ崎の価値ある建造物を保存する市民の会の皆さんと同伴した。参加者は発表団体、開催財団の評議委員、理事、開催スタッフと一般参加者として今年度受賞団体、大学、独立行政法人、内閣府地方創生推進事務局、県職員などの関係者で約100名が会場で熱弁に終始した。私の関心度NO.1はNPO旧鈴木家跡地活用保存会(浜松市)の助成事業。室町時代から続く庄屋屋敷を改修し多世代交流拠点としての活用が進んでいる。行政は文化財に指定されていないことや、保存や維持管理費用がかかりすぎるという理由で撤去の方針が方針で進んでいるため、この鈴木亭邸/4,300坪を保存する為に保存の会がNPOとして設立されたという。今回の事業内容は弓の「的場」再生。大工、瓦屋、左官屋に指導と協力をいただき10回の活動で完成。しかし全体の改修にはさらに30,000万円ほどの資金が必要となり、来年3月までに資金の獲得が必要だと訴えた。会場から様々な応援提案が飛び交った。
浜松市も動き出した。サウンディング型の公募だという。(ネットで調査したところ流山市で事例あり
「 ①市民活動を進める上で障害となっている制度の除去 ②市民活動を進める上で整備されていない制度 の整理が必要で、これらの政策提言が今、求められている。」との評議委員の代表挨拶が心に残った。そして最大の課題は相変わらず「人材の育成と活動資金の調達」。「市民活動日本一を目指す龍ケ崎に今求められているものは、やはり、「事業経営に関する研究と情報交流活動の推進」次回予定の募集セミナーには是非参加したいと思った。

田沼

2019年09月03日