石蔵でのシンポジウムに参加して

渋谷で活躍する「比較住宅都市研究会」という組織がある。龍ケ崎ニュータウン建設のご縁で現在竜ケ崎駅前でも仲間とともに活動している。先日は龍ケ崎の目指す「コンパクトシティ-構想」の一環として、「龍ケ崎市まちなか再生プラン」の概要について基本設計を担当した森川裕貴氏(日本工営・株)によるシンポジウムを企画していただいた。龍ケ崎市民としてとてもありがたい試みと感じている。再生に向けた、専門家の提案はとても新鮮に感じた。その後に参加者からの意見交換が行われた。しかし、途中どう勘違いが起きたのか話題は実施設計にワープしてしまい、設計者に具体策の提供を求める思わぬ展開に脱線してしまった。実現は当事者である市と事業者と市民が行うもの・・私はまちなかに車で入るのに駐車場が少なくとても不便を感じていることや。夜になると真っ暗な商店街がLEDと太陽光で明るくならないのか?と一人思いにふけってしまった。どのような分野をコンパクトするのか?コンパクトした後の相互の連携はどのようになるのか? 会場にはNPOまちづくり協会顧問、つくば大学大学院生、建設環境研究所、東大大学院、地元の住人・・・他多彩な参加者がワイワイガヤガ! とにかくまわり道してでもこのような関心がまちなかに湧いてくることこそが、元気の源になるものと感じた。
とにかく、これからの話・・・市民の関心が上がることはとても大切。このセミナーの開催に喝采したい。

田沼

2020年07月14日