龍ケ崎で環境保全活動に取り組む市民団体「八代竹林・プドウ園整備保存の会/略称 八保会」を紹介する。龍ケ崎のまちづくりを目指す、さまざまな市民団体が荒廃した竹林の伐採、農園開拓、自然エネルギー発電・送配電、駐車場の整備、竹製品の商品開発、竹灯籠・まつりの企画、管理棟の建設、観光業起業にそれぞれの役割を持ち、夢のような活動を楽しんでいる。たけのこ狩りも楽しい。今や管理の行き届かない古民家の再生とともに荒廃した竹林整備は近年、社会がとりくむべき重要課題と思うが、両方とも所有者が私物である場合が多く行政の介入が困難な特性がある。市民団体が個人から環境保全を任されて荒廃した竹林を再生し、すがすがしい環境を創る楽しみは花植え活動などとともに、当事者にしか、やりがいを理解できにくい活動だと思う。社会は行政だけで成り立つものでもない。市民団体が社会のために、企業と連携して地域環境の向上に取り組む活動も「あり」かなぁと感じている。いま注目されている「市民資源」だと思う。
田沼